あすなろ通信2018年5月号NO192号

生活再建セミナー
買い物依存から回復した私の生活
買い物依存で借金をして、債務整理をした経験者が沢山おられます。買い物依存になった経緯からどのようにして立ち直ったのか聞いてみませんか。

・買い物依存症は精神疾患の一つ?
・ストレスや淋しさから、平常心をなくすほど買い     物に依存してしまう。
・店に行けば何を買おうか考えてしまい買った後で     こんな物買ってしまったのか悩む?
・店員さんの言葉に「貴婦人になった気分」「人間     扱いされた気分」「高給取の気分」に
なり買ってしまい後悔するのに、また癒されたい     気持ちになり足を運んでしまう。
・回復の為に商品を手にした時に「それ今必要?」     と自分に問いかける。
・協力してくれる家族の事を考え、回復にむけて自     分自身がコントロールする。

 等々一緒に考えてみたいと思います。「みんなで語ろう生活再建」
5月25日(金)夜7時から
高松あすなろの会事務所

 

 生活保護の「もらいすぎ」、どうすればいいの?

福祉事務所から「生活保護を(間違って)払い過ぎていたので払い過ぎた分を返してください」と言われ相談に来るケースが時々あります。もらいすぎ生活保護費は最低生活を支えるものですから、そこから払い過ぎた分を引かれると生活が立ち行かなくなることもありますが、そのような場合はどうすればいいのでしょうか?

東京地裁判決
この問題に2017年2月、東京地裁は「生活保    護法63条(費用返還義務)に基づく返還金額の    決定処分を取り消す」との判決を言い渡しまし       た。東京地裁判決のポイントは以下の通りです。
返還より生活保護が先
1 生活保護法1条は「生活に困窮する国民の最低         限度の生活を保障するとともに、その自立を助         長することを目的としている」
2 「全額を一律に返還させるのでは、最低限度の         生活保障の趣旨に実質的に反するおそれや、そ         の自立を阻害することとなるおそれがある」
3 従って、返還を求める額は「保護の実施機関の         合理的な裁量に委ねたものと解される」
「返還ゼロ」の判断も可能
4 生活保護利用者の資産や収入の状況、生活実態         などに照らして「返還をさせないことが相当で        あると保護の実施機関が判断する場合には、当        該被保護者に返還金の返還をさせないことがで        きる」
無理な返還請求は違法
5 返還を求める額が「法の目的や社会通念に照ら         して著しく妥当性を欠くと認められる場合に             は・・・裁量権の範囲を逸脱しまたはこれを乱         用したものとして違法となる」

以上のように、間違って多くもらいすぎた生活保護費も、最低生活保障を超える分
け分割で返すことも可能ですし、場合によっては返さなくていいケースもあります。
このようなことでお困りの方はまずご連絡ください。

体験談

定例会に参加して、生まれて初めて本音が言えた
厳しい家庭                                    T.D39歳(男性)
私は、3人兄弟の長男として生まれました。私は物心付いたころから、もめ事が嫌で友達との付き合いも余りなく、のんびりとした性格でした。父は普段は優しいがしつけには厳しい人、母は世間体を気にし、悪い事が起きると感情的になりわめき散らす人、弟は幼い頃から嘘を付き良し悪しに関わらす要領が良く、私は弟の為に随分嫌な思いをさせられました。
専門学校を卒業し、職人として就職しましたが職場には高齢の方が多く仕事が終わっても付き合いは無く、親に言われた通り、貯金をし、生命保険に加入し、食費を渡し収入の範囲内で生活していましたが、弟は中卒で水商売、麻雀荘など転々とし、素行が悪く、必ず返すからとしつこく言われ断り切れずお金を貸していました。弟は要領が良く父親に対しては良い子ぶって、母に対しては脅迫的な言葉でお金を要求していました。母は弟が問題を起こすと世間体が悪いと思い言いなりになっていました。
父の死
私が20歳代の頃に父が他界してから家族の生活が一変しました。
母は食事を作らなくなり、それぞれが自炊をし、私は自炊が出来ずコンビニ弁当や外食をしていました。
私は、ボーナスが有る会社に転職をしました。真っ直ぐ家に帰っても家族がバラバラで会話も無かったので、本屋、コンビニ、マーケット、100円均一、ドラッグストアなどで時間を潰す事が多くなりました。
私が最初にカードを作ったのは、ガソリンスタンドの勧めで作りました。その後勧められるままカードを作りました。ガソリン給油、コンビニ弁当購入に利用しましたが、計算をして利用していました。
弟は、父が亡くなってから、シロアリ駆除の高額な給料の求人募集を信じ入社しましたが、詐欺まがいの、遊び人の集まりの様な所でノルマ制の会社でした。最初は甘い汁を吸わせる様に使い走りの仕事をさされましたが、しばらくするとノルマを達成できない事を理由に暴力を振るわれ「辞める」と言えば又暴力を振るわれる為、母に相談したら、ノルマを達成する為にシロアリ駆除の契約をしてくれる事になりました。父が亡くなって生命保険金から支払ったようでした。そのことを知った連中は弟に無理難題を言って来ました、たまり場のアパートを借りる資金、遊ぶ資金まで要求するようになり、弟はそのお金を母に要求し断れば大声を出し暴れて物を壊す為、母は止むを得ず出していました。会社を辞めようとすると暴力を振るわれたため、母と警察へ相談に行きましたが、警察から素行の悪い連中だと知らされ被害届を出す様に言われましたが、後が怖い為、当座の生活費と母親名義の携帯、通帳のカードを持って県外へ逃げて行きました。
弟は職に就かず、色んな嘘と言い訳を並べお金を要求してきました。住民票がないから職に就けないアパートを借りられないと、言って遊ぶお金まで要求してきました。生命保険は底を付き、母はカード借入をし、最後は個人からも借入をし、返済不可能な状態になってしまい、その後は私が犠牲になりました。
弟は母の「地元に住めなくなるから警察にお世話になるような事はしないで」の言葉を逆手に取って、
「お金を入金してないから腹が減ってコンビニでパンを万引きした所を店長に見つかり逃げたら自動ドアにぶつかりドアを壊したが、店長が20万円修理代を出せば警察に通報しないと言っている」「今九州に居る、やっと職が見つかった、同僚の名前でアパートを借りる事が出来たから敷金を」「自転車で帰宅途中にヤクザ風の人の車にぶつけ・・・」「給料の振り込みの通帳に他人のお金が振り込まれていたが、自分の物だと思い使ったら、その人に訴訟を起こされ通帳が凍結したので給料が下せない、裁判所まで遠く交通費、印紙代が必要・・・」と色々な理由でお金を要求してきました。
借金
母から援助を求められ最初は給料の範囲内でしたが、私の郵便物のカード会社からの請求書を見てから母の態度が変わりました。カードを利用させて欲しいと言われ断りましたが、部屋中を家探してカードを見つけ出し、キャッシングし、限度額一杯になればショッピングカードで、ゲーム機、旅行券を購入し換金していました。
請求書を見て利用された事を知り、文句を言うと何時もの「警察沙汰になればここに住めなくなる」と言われ「警察に捕まった方がお金の無心が無くなる」と言うと母は感情的になり掴み合いになる事もありました。カードを肌身離さず持つようにしましたが、弟の要求は止まず母はその度に、部屋のドアに外から突っかい棒をしたり、車の前に立ち塞がったり、バックミラーにしがみつき「お金を貸さなければ仕事に行かせない」「金貸せ~」と大声で怒鳴りました。それを振り切って会社へ行くと、会社まで押しかけて来るため出さざるを得なくなりカード借入をしました。
このままでは、返済出来なくなると思い一人暮らしを考えその為の資金30万円を銀行にお願いしたら、150万円融資して貰えました。他社の一括返済をして毎月の返済額を減らせばやって行けると思い借入しました。部屋を見つけましたが、保証人でつまずき、叔父さんに頼みにいきましたが、母に知られ融資して貰った事まで知られ半狂乱状態でストーカーの様に付きまとわれました。その様子を見て妹は「こんな状態だから結婚も出来ない」と言い母は借入金で妹を結婚相談所に入会させ、縁が有って妹は結婚して家をでました。結局130万円を母が使ってしまい、私は家を出る事も出来ませんでした。
母は高血圧など複数の持病で通院していたのに何ヶ月も病院に行けず、この時は母も犠牲者だと思い母の身体を心配していました。私も体重が減り、頭痛、高血圧で何時になれば普通の生活が出来るのか思い悩んでいたら、叔父に高松あすなろの会を紹介され母と一緒に行き相談しました。
家族からの解放
母は財産が有るため、特定調停の申立をし、私は自己破産の決意をしました。
母は弟にお金を要求されない為に携帯を解約しました。私は借入金の使い道がひどすぎるから管財人費用が必要になる為貯金をする事と母に援助しない為に、家計簿を付け毎週見せる事になりました。
相談員から、弟はお母さんの「世間体うんぬん」を逆手に取り色んな口実を使ってお金を要求してきたが「訴訟を起こされた者が印紙代は必要ない、通帳の引き出し先が殆ど大阪近辺で九州など記載がない」と言われて母は嘘だった事に気付き落ち込んでいました。
携帯を解約したので、連絡がつかなくなった弟は、母の会社に電話をしてきました。母は闇金で借入して用立てました。闇金の対応に困り再度相談し解決し、また、会社にお願いして仕事中だから取り次げないと言って貰い連絡を絶ちました。すると今度は近所の家に電話をして呼び出しをしました。迷惑だから掛けて来ないでと断って貰いましたが、今度は警察へ電話をし「家に電話をしても誰も出ない、様子がおかしいから見て来て欲しい」警察が何度か来て最後は叱られましたが、事情を言った事で警察も相手にしなくなりその後連絡が無くなりました。
ボーナス時期でもあった事で、50万円の貯金が出来、本人申立で破産申立をしましたがやはり管財人費用20万円必要でしたが、貯金で納める事が出来、半年後無事に免責決定がおりました。
闇金にまで手を出す母の態度にもう限界が来て、一人暮らしを始めました。今後母と関りたくない為に、
住民票をそのままにして黙って家を出ました。あすなろの会にはその後も家計簿を見て貰い、勉強会にも参加しました。月収15万円で、年間50万円のボーナスで、車検を2回受け、50万円の中古車を購入し、現在200万円預金が出来ました。
「家計簿を付けたら生活が楽になる!」のテーマで定例会が有り参加しました。
貯金が有る事は、気持ちにゆとりが出来る話しをした後、元々は貯金をする人間だったのにと思うと、家族に対しての怒りが込み上げて来て、「嘘つきで詐欺師の様な弟を許せない、殴ってでもお金を返して貰いたい、財産など要らないから母とも縁を切りたい、今後関わりたくない」と生まれて初めて本音が言えました。