『あすなろ通信』2013年9月第172号

発行
高松あすなろの会
主な記事

シンガポールのカジノを訪ねて

ギャンブルが元で争いの絶えない両親。おびえて泣いている子供。この写真は、シンガポールのカジノの片隅に置かれていました。シンガポールの「全国予防嗜賭理事会(NCPG)」が作成したチラシです。

日本がカジノを導入するに当たり、私たちシンガポール・ギャンブル問題研修隊(学者・弁護士・被害者の会・ジャーナリストら6人)は、この2013年9月18日から20日にかけて、モデルケースといわれているシンガポール・カジノの現場などを訪ねました。

最初に行ったマニラ・ベイ・サンズのカジノは、私にとって初めてのカジノでした。パスポートチェックの後入場しましたが、一緒に行った弁護士とジャーナリストはリュックサックを背負っていたので、その持ち込みを断られました。(なぜリュックはダメなんだろう?)無事、カジノに入場し、その広さに驚きましたが、スロット系(電子ギャンブル機)は1,650台、テーブルゲーム系は789台あるそうです。スロット系にはまばらにしか客はなく、テーブルゲームのルーレットを見学しました。ゲームは黙々と進められ、勝っても負けても、客もディーラーも無表情のまま粛々と何かの儀式を執り行うかのように進められていました。翌日行ったリゾーツ・ワールド・セントーサではスロット系は客の入りもまばらでしたが、テーブルゲームは「オーッ」「ワーッ」などと歓声が上がっていました。

禁煙については、セントーサでは完全に分煙されていました。サンズでは分煙と聞いていましたが禁煙室は見当たりませんでした。

ちなみに、2つのカジノがあるシンガポールにはスロット系で3,250台、テーブルゲーム系で1,349台の電子ギャンブル機がとあるといわれています。(ところで、香川県ではパチンコ・パチスロ台数は約3万8,000台で、香川県だけでシンガポールの11倍以上あります。香川県で一番大きいと思われるAホールは1,120台。日本全体では約460万台)

責任あるギャンブル(Responsible Gaming) ― もし、ギャンブルで害が生ずるならその害を最小化させるような方策をとること。これを責任ギャンブル方策といい、世界宝くじ協会(World lottery Association)による4段階の評価では、シンガポールは最高水準の「4」、日本は「1」だそうです。シンガポールでは次のようなことが行われているようです。(「シンガポール・プールズ」で聞いた話の一部です)

  • 18歳未満の禁止・身分証明書の確認 (電子通信ギャンブルは21歳未満)
  • クレジットによる利用の禁止
  • 学校の制服での利用の禁止
  • テレビコマーシャルの禁止や出版物での宣伝の制限

私自身はカジノ導入反対ですが、仮に導入された場合、カジノのスロットは「賭博」でパチンコホールのパチンコ・パチスロは「遊戯」と分ける新たな矛盾をどうするのだろうか? と素朴な疑問が湧いてきました。

  • (鍋谷)

ご存知ですか? 暮らしに役立つミニ知識 ― 葬祭費のおはなし

国民健康保険に加入している方が亡くなられた時は、申請により各自治体から葬祭費が支給されます。

多くの方はこのことを知らないでしょうし、大切な方が亡くなられて冷静に物事を考えられなくなっているところに、いろいろな手続きを慌ただしくしなければならず、申請をされなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

香川県17市町の葬祭費の支給は、自治体によって金額や対応に差がありました。自治体のホームページに掲載している市町は9自治体、していない市町は8自治体でした。掲載していない自治体に住民への告知方法を尋ねたところ、「死亡届が出されたとき届出人に葬祭費のことを伝えて申請をしてもらっている」という自治体もありました。

葬祭費の時効は、葬祭を行った日から2年です。申請をされていない方は、お住まいの市町の国民健康保険の係りに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

なお、葬儀費の申請に必要なものは次のとおりです。(高松市の場合)

  • 保険証
  • 印鑑
  • 通帳(貯蓄預金を除く)
  • 葬祭を行ったことが分かる書類(例 ― 会葬御礼のハガキなど)

ちなみに、香川県下全17自治体の葬祭費支給額を調べてみました。参考に掲載いたします。

香川県各自治体 国民健康保険葬祭費 支給額別分類

支給額5万円の自治体
  • 高松市
  • 丸亀市
  • 三豊市
  • 観音寺市
  • 東かがわ市
  • まんのう町
  • 宇多津町
  • 小豆島町
  • 土庄町
  • 琴平町
  • 直島町
支給額3万円の自治体
  • さぬき市
  • 善通寺市
  • 三木町
  • 綾川町
支給額2万円の自治体
  • 坂出市
  • 多度津町
  • 2013年9月現在
  • 出典 ― 各自治体のホームページおよび電話聞き取り

反貧困全国キャラバン2013 in 香川 〜「子どもの貧困」ってなーに?〜

日時
2013年10月12日() 午後1時30分〜午後4時30分
場所
香川県立文書館2階 視聴覚ホール
資料代
500円

レクリエーション 小豆島ハイキング

日時
2013年11月16日()

  • 午前9時15分 高松港(小豆島行き乗り場)集合
  • 午前9時30分 高松港発草壁港行きフェリー乗船
参加費
フェリー代(片道670円×2)ほか実費
  • 帰りの時間は未定です。場合によって草壁港以外からの乗船もありますので、行きの乗船券は片道をご購入ください。
  • その他、小豆島でのレンタカーや入場料など現地実費精算。
  • 昼食は、小豆島内の飲食店にて。(予定)

ギャンブル依存〜予防と回復 市民集会(高松あすなろの会30周年記念集会)

日時
2013年11月30日() 午後1時30分〜午後4時30分 (開場午後1時)
場所
サンメッセ香川2階 中会議室
基調講演
「その借金、ギャンブル依存かも?」

吉田精次
社会医療法人あいざと会藍里病院副院長精神科医。アルコール・ギャンブルなどの依存症の治療を行なっている。

ギャンブル依存は2005年より治療を始め、徳島県でもここ数年この問題での受診が増加している。

話題提供
「家族のあり方(家族支援)医療サイドからの関わり」

後藤見知子
臨床心理士元さぬき市民病院勤務。看護学校講師。

アディクション問題を考える会かがわ(AKKかがわ)代表。

日本アルコール関連問題学会評議員。

アルコール・ギャンブルなどの依存症の相談を受けている。

話題提供
「カジノをめぐるギャンブル問題」

吉田哲也
依存症問題対策全国会議 事務局長
話題提供
「香川におけるギャンブル問題」

鍋谷健一
高松あすなろの会 相談員
体験発表
家族の立場から
体験発表
当事者の立場から
コーディネーター
芝 明義
精神保健福祉士保健所及び精神保健福祉センターにて依存に関する相談及び組織育成に従事してきた。

参加対象
ギャンブル問題に関心のある方
参加費
無料
主催
問い合わせ先
高松あすなろの会
後援
四国ギャンブル問題を考える会
依存症問題対策全国会議
  • 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

南ファミリー劇団貸切公演年会

日時
2013年12月14日()

  • 午後5時 高松あすなろの会出発 (南ファミリー劇団に直接お越しになってもかまいません)
  • 午後6時 開会
場所
南ファミリー劇団
参加費
3,500円 (お弁当、飲物付)
  • 詳細は、次号(11月発行予定)あすなろ通信に掲載いたします。

多重債務・生活再建の勉強会

調停・過払い金返還勉強会に加えて、破産手続きの勉強会など多重債務全般のほか、生活するうえでの困りごと「なんでも勉強会」です。

会員の方は、どなたでも参加できます。足が遠のいている方もどうぞお気軽にご参加ください。

  • 毎週月曜日(月曜休日の場合は翌火曜日)午後7時00分〜午後9時00分

「継続は力なり!」毎週かかさず参加しましょう。

コメントを残す