『あすなろ通信』2009年11月第151号

発行
高松あすなろの会
主な記事

問題弁護士・司法書士による "過払い金漁り" 債務整理二次被害に御用心!

サラ金や信販会社への過払い金返還請求が増加する中、テレビやラジオや折込チラシなどで「債務整理引き受けます」などとうたった都心部などの弁護士や司法書士への苦情が後を絶ちません。

  • お金を払ったのに処理してくれない。
  • 取り返したはずの過払い金が自分の手元にかえらない。
  • 過払い金以外は受けてくれない。

といった内容で、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会が11月上旬に「新聞テレビ等広告弁護士・司法書士による債務整理二次被害110番」を行い、当会も参加しました。

弁護士では京都・東京の弁護士法人が、司法書士では大阪の司法書士法人への苦情が寄せられました。相談内容は

  • 弁護士や司法書士に指示された金額を毎月弁護士・司法書士に送っているが一年たっても何の音沙汰もない。
  • 弁護士・司法書士には会ったこともない。大丈夫か?

などです。日弁連も相談は直接面談が基本としています。

このような一部の広告弁護士・司法書士たちは、債務整理に一番重要な「債務者の生活の立て直し」に取り組んでいるようにはとても見受けられません。

なお、場合によっては問題弁護士・司法書士からお金を取り返すことも可能です。

国民年金保険料滞納者への納付勧奨・請求業務をあのオリコが?!

本年10月から香川県の国民年金保険料未納者に対してあのオリエントコーポレーションが「未納通知・未納理由の確認及び面接その他の方法による保険料の納付の勧奨や請求」をしていることが判明しました。

これは「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」(2006年・通称「公共サービス改革法」あるいは「市場化テスト法」)によるものです。

しかし、何故、あの利息制限法違反のオリコが香川の民間委託業者なのか? 何故、過払い金をなかなか返さないオリコが滞納国民年金保険料の取立てを任されるのか?

11月26日に社会保険事務局に要望に行く予定です。

税務署からのクモの糸

  • N.U.

2008年、4月某日。ある税務署から始まった。

「『高松あすなろの会』と言う所があるそうですから、相談に行ってみたらどうです?」

「へえっ!?」

「サラ金からの借入が多いから、もしかすると(借金が)減るかもしれませんよ。税務署としては、これ以上待つわけにはいけませんし…。差押えと言う話も出ているんです。もともと、消費税はお客さんから預かっているお金なんですからね」

「でも、以前の話合いで、6年くらいかけて滞納をなくす計画で支払ってきたんですよ、そりゃ全額払えない月もありましたけど…」

「今(税務署の)方針としては、滞納をなくして行こうと言う流れなんですよ。実際、差押えをしている所もあるんです。(滞納)額も大きいですし、あなたの所だけ待つわけにはいかなくなってきたんです。ですから少しでも早く払ってもらいたいんです」

「ハァ…」

税務署の言う事もよく分かる。

なにせ一時は本税、延滞税合わせたら390万円も滞納があったのだから。

これまでの3年間で何とか本税は払ったが、まだ年14.6%の延滞税が200万円ほど残っている。

納めていない事(納めたくても納められなかった)が悪いのだから仕方ないのかも知れない。

だからといって、手のひらを返したように急に払えといわれても払える訳がない。

お金が回らないのだから…。

実際、どうにもならなくなっていた。

商売は不景気、取引銀行は破綻、公的融資を受けることもできず、運転資金にサラ金から借りたお金がいつの間にか積もり積もって、家族全部で11社25件1500万円。

月の支払いはサラ金だけで70万円を越えていた。

週1のペースでサラ金のATM通りに出向き、返しては借りの繰り返し。

フルスピードの自転車操業。

それでも何とかやりくりができた。

でもある日突然、サラ金のATMの表示に「ご利用可能額0円」。

とうとうサラ金にまで相手にされなくなった。

もう年貢のおさめどきかなあ…。
でも、何とかしなければならない。

とにかく税務署の差押えはまずい。

結果はどうあれ、とにかく税務署からの心証を良くするためだけでも「あすなろの会」とやらに行くしかない。

もう、それしかない。

私は「高松あすなろの会」の扉を、しぶしぶたたく事になった。

「どこにどれだけの借金があるか、だいたいで良いから、いつから取引をしているか、全部書いてください」

目の前に置かれた「債権者一覧表」と書かれた用紙。

一行一行に自分の借金を書きながら、なんだか自分の恥をさらしている様な気になった。

情けない…。

「今日からどのサラ金にも一切返済しないで下さい」

「エッ!?」

「取引が長いので、過払いになっている可能性もあるので、お金が返ってくるかも知れません」

「???…?」

「月曜日の夜7時から勉強会をしているので参加してみて下さい」

「??…アッ…ハイ」

まさに狐につままれた気分だった。

借金を返さなくて良い?

払いすぎている?

お金が返ってくる?

ナンじゃそりゃ?

翌週の月曜日、なんだか訳が分からないまま、勉強会に参加した。

そこにはもう7〜8人の人たちが座っていた。

「初めてだと分からないと思うので、とりあえず皆の話を聞いてみて下さい」

確かに分からない。

過払い、裁判、調停、分断…?

そして自分の番が来た。

「サラ金業者と借入残高をそれぞれ言ってください。分かればいつくらいから取引をしていたかも」

(えぇっ、またや、知らん人にまで恥さらさないかんのかなぁ〜、いややなぁ〜)

そう思いながらも、乗りかかった船、行くとこまで行こうと腹をくくった。

「実はたくさんあるんですけど、まずはアイフルで…」

すべてさらけ出した。

「そんなにあったんですか。それは大変やったですね。でももう大丈夫です。安心して下さい。ここで勉強して頑張ればきっと借金は減るだろうし、もしかすると過払い金が返ってくるかもしれませんよ。気持ちをしっかり持って頑張ってください」

「ここにいる人は最初みんな同じだったんですよ。私なんか何回死のうと思ったことか。でも今はこうして立ち直れたんですよ。頑張ってください」

本当に有難たかった。

今日はじめて会った人達の言葉で、気持ちがこんなに救われるとは、思ってもみなかった。

そしてみんなの笑顔に勇気をもらった。

よし、やってみよう!

頑張ろう!

こうして私の人生の再建に向けての戦いが始まった。

そして12月、

「大変でしたね。でもよかったですね。あすなろの会でがんばったんですね。これから良くなって下さい。ただ、納税の方はこれからもきちっとお願いします。ご苦労様でした」

「長い間、ご迷惑をおかけしました」

滞納税をすべて払い税務署を出た時、何年かぶりにホッとしたような気がした。

最初の目標クリア!

ついに翌年の1月、その他すべての税金の滞納はなくなった。

これも勉強会で学び、サラ金業者と交渉や裁判をして過払い金を取り返したおかげ。

少し自分の努力が報われたような気がした。

第2の目標クリアッ!

でもその帰り道。

やれやれと思いながらも、徴収機関の偉い人の机上にあった「武富士・裁判用」と書かれた一冊のファイルのことが気になった。

「過払い金で納税させているのかな? 困っている人はまだたくさんいるんだなぁ…」

考えてみれば、あの時、税務署の人の「『高松あすなろの会』に相談に行ってみたらどうです」の一言がなければ、今の自分はなかったと思う。

あの一言が私にとって、「クモの糸」だったのかもしれない。

生活の立て直し、そして納税。

私の人生再建のきっかけを作っていただき有難うございました。感謝。

そして今、私は最大の目標である商売の立て直しに頑張っています。

これも相談員の皆さんや、勉強会で励ましてくれた先輩、共に勉強した仲間の皆さんのおかげです。

本当に感謝しています。有難うございました。

もし借金の事で悩んでいる人がいたら、ぜひ勉強会に参加してみてください。

一人ぼっちじゃありません。仲間がいます。心があります。必ず希望の光が見えてくるはずです。

この世で起こった事は、きっとこの世で片が付きますから!

改正貸金業法早期完全施行!

  • 三宅勝久さんが私たちのデモ行進を上から撮影して下さいました

改正貸金業法の完全施行は、2009年12月から遅くとも2010年6月までとなっていますが、貸金業者側は金利引下げ阻止のため、一部学者・一部エコノミスト・一部政治家等を潤沢な資金で引き入れ、官制不況論を基軸にした金利引下げ反対論を一部新聞・一部テレビ等で巻き返し攻勢をかけています。

彼らの抵抗に対し、2009年10月10日「改正貸金業法早期完全施行を求める東京大集会」を開催しました。

400人を超える参加で熱気あふれる集会となり、集会後、会場の霞が関から新橋を通り銀座まで約250名でデモ行進をしました。

  • 三宅勝久さんが私たちのデモ行進を斜め前から撮影して下さいました

「改正貸金業法完全施行! 完全施行を実現するぞ!」、「グレーゾーン金利はいらないぞ! 完全に撤廃させるぞ!」、「サラ金は金利を下げろ!」、「銀行はサラ金と手を組むな!」、「銀行はサラ金に金を貸すな!」…等々、人通りの多い土曜日の東京・銀座の街に、私たちは高らかに声を響かせました。

高松あすなろの会2009年年会のご案内

  • 高松あすなろの会2009年望年会 南ファミリー劇団貸切公演

別紙のとおり、南ファミリー劇団さん貸切りで12月19日()18時30分より「年会」を開催します。

みなさん、ふるってご参加下さい。楽しい年会にしましょう!

詳細は別紙(PDF文書『高松あすなろの会2009年年会 南ファミリー劇団貸切公演』)をご覧下さい。PDF文書の閲覧・印刷にはAdobe Readerが無料でご利用になれます。

年会概要

日時
2009年12月19日()

高松あすなろの会事務所出発
午後5時30分
開会
午後6時30分

新道しるべまで直接お越しの方には駐車場完備。(飲酒運転厳禁)

会場
南ファミリー劇団の店 芝居茶屋 新道しるべ
電話
0877-75-5351
所在地
〒769-0311香川県仲多度郡まんのう町買田494
集合場所・お問合せ先
高松あすなろの会事務所
電話
087-897-3211
所在地
〒761-8081香川県高松市成合町559番地15

参加ご希望の方はご連絡下さい。

日程
  1. 第一部 お芝居 人情時代劇『親子橋』
  2. お食事・ご歓談
  3. 第二部 舞踊ショー『夢の舞踊絵巻』

記念撮影可。(カメラ持参のこと)

参加費
3,500円お芝居・弁当つき。

年末・年始のご案内

煤払(すすはらい)
2009年12月29日()あさ10時〜

  • たくさんの方のお手伝いをお願いします!
  • 昼食つきです。
年末・年始の休業日
2009年12月30日()〜2010年1月4日()

特定調停・過払い請求勉強会

毎週月曜日(月曜休日の場合は翌火曜日)午後7時00分より、当会事務所にて特定調停・不当利得返還請求の勉強会をおこなっています。

「継続は力なり!」毎週かかさず参加しましょう。

  • 新年第1回目の勉強会は、2010年1月5日(火)に行います。

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