悪徳弁護士・司法書士などによる債務整理二次被害にご注意!

「借金の相談は専門家に」とテレビ・ラジオやチラシ広告などで盛んに債務整理の相談を受け付ける弁護士や司法書士らのトラブルが跡を絶ちません。ずさんな仕事をしたり、過大な報酬を取ったり、預かり金を着服・流用したりしています。

高松あすなろの会へも、それらに対する次のような相談・苦情が多く寄せられるようになってきました。

  • 1年たっても2年たっても解決しない。
  • 弁護士や司法書士と会ったことも電話で話したこともない。
  • 1万数千円の過払いに10万円以上の経費を取られた。
  • ヤミ金は取り扱ってくれなかった。
  • 等々。

このような悪徳弁護士や司法書士の見分け方や対処法を一緒に考えていきましょう。

こんな弁護士・司法書士はダメだ!

  • 弁護士や司法書士の事務所なのに、初回から弁護士も司法書士も一切出てこず(又は挨拶程度をするだけで)、専ら事務職員が終始対応する。
  • 地方からの電話相談の場合でも、弁護士も司法書士も一切出ず、(または「電話面談」時に数分話すだけで)専ら事務職員が終始対応する。
  • ダイレクトメールやチラシ広告などで借金問題解決を弁護士側から積極的に勧誘する。
  • 借金を一本化するとか整理を請け負うという業者や、NPO(ボランティア団体)と称する紹介団体や、高利金融業者から紹介された弁護士。
  • 公共の場所のいたるところやスポーツ紙などに借金整理専門をうたって大々的な広告を展開している。
  • 香川県のタウンページなのに東京や大阪の弁護士や司法書士の事務所の広告を載せ勧誘している。
  • 東京や大阪など遠方の弁護士・司法書士なのに、地方でも派手に広告宣伝したり無料法律相談会を頻繁に行っている。
  • 事件の依頼を受けるときに、報酬契約書を作らず、報酬に関する明確な説明がない。
  • 無料法律相談を大々的に宣伝して市民を沢山集めておきながら、まとまった報酬を最初にある程度払えない人や、ヤミ金事案など手間のかかる事件は依頼を受けることを渋る。
  • 負債の原因を聞かず、生活再建の相談をしない。

このリストは借金問題トピックス 悪徳弁護士・司法書士にご注意! (借金専門 弁護士会法律相談センター)を参考に作成しました。

日弁連日司連の、規程・指針

これらの問題に関する規程や指針を、日本弁護士連合会(日弁連)および日本司法書士会連合会(日司連)は、それぞれ定めています。

弁護士も、司法書士も、それぞれの規程や指針を遵守すべきであって、万が一にも、これをないがしろにするような事があってはなりません。

これらの規程や指針は、各連合会よりPDF文書として公開されており、その閲覧・印刷にはAdobe Readerが無料でご利用になれます。

日弁連の旧指針および新規程

日弁連は2011年2月9日の臨時総会において、かつて定めていた指針に代わって、新たに『債務整理事件処理の規律を定める規程』を制定しました。

この新規定については日弁連による一連の記事に詳しくまとまっています。その表紙となっている『債務整理の弁護士報酬に新たなルールを作りました』からリンクをたどってご確認下さい。

旧指針であるところの日弁連・債務整理事件処理に関する指針について述べますと、

  • 直接かつ個別の面談の原則の項
  • 報告の項

などがあり、特に後者では、

任意整理事件(過払金請求事件を含む。)においては、取引履歴の開示、和解成立等の報告を行う等事件処理の進行状況に関し、受任弁護士自ら適宜報告を行うものとし、特に、過払金の返還を受けた場合は、債務者に速やかに報告し、清算方法を協議するものとすること。

としています(一部引用時強調)。これは、すでに2009年にあった指針です。

日司連の指針

同様に、日司連・債務整理事件の処理に関する指針にも

  • 依頼者の生活再建を強調する基本姿勢の項
  • 広告宣伝についての宣伝の項
  • 直接面談することを定めた面談の項
  • 依頼者の尊重の項
  • 業務範囲の説明の項
  • 本人訴訟支援のあり方の項
  • 不利益の説明の項
  • 報酬の項
  • 偏った事件処理の禁止の項
  • 進捗状況の報告の項
  • 費用・報酬の精算の項
  • 事件終了後の支援の項

などがあります。

もし債務整理二次被害にあったら

まともな弁護士・司法書士は、はじめての相談から終了まで普通は何時間も時間を費やしていただけます。

  • 今依頼している弁護士・司法書士が東京や大阪など遠方で、数ヶ月以上連絡がない。
  • 連絡しても担当の弁護士や司法書士と話も出来ない。
  • 対応はいつも事務員だ。

などの場合は、すぐに全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会加盟の被害者の会や、弁護士会司法書士会にご相談下さい。

高松あすなろの会では、次のような支援をしています

その弁護士や司法書士の事務所に債権者から送られてきた取引履歴や和解書、裁判をしている場合は訴状・答弁書・準備書面・和解書・判決などの資料を送ってもらいます。

(実はこのような資料―訴状や和解書・判決など―はまともな弁護士・司法書士なら請求しなくとも送ってきます)

それら資料を専門家にも相談しながら、悪質な場合は懲戒請求も検討にいれながら対応します。

とにかく資料請求が第一歩です。

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