クレジット・サラ金・ヤミ金や生活に困ったら高松あすなろの会 - 『あすなろ通信』2011年12月第163号 -

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『あすなろ通信』2011年12月第163号

発行
高松あすなろの会
主な記事

最高裁で、サラ金等は「悪意の受益者」と確定! サラ金業者等には「特段の事情」なし!!

「悪意の受益者」とは、民法704条の規定に基づくもので、「法律上の原因がないことを知っていながら、不当利得(過払い金など)を取得した者は、得た利益に加えて利息(年5%)を付けて返還しなければならない」というものです。

2007年7月、最高裁は、「みなし弁済の成立が認められない場合には、みなし弁済の適用があるとの認識を有しており、かつ、そのような認識を有するに至ったことについてやむを得ないといえる特段の事情があるときでない限り、民法704条の悪意の受益者である」と判決しました。(2005年12月、最高裁は、サラ金業者等のリボルビング方式の契約書は、みなし弁済の適用がないと判決しています。その後、2006年1月の最高裁判決により、ほぼ全ての貸金業者にみなし弁済の適用がないことが確定しています)

これを受けて、その後の過払い金返還訴訟では、サラ金業者等は「これまで金融庁の指導に従って営業してきたため、2006年及び2007年の最高裁判決が出されるまでは、みなし弁済の適用があるものと信じていた。だからその最高裁判決が出される以前の取引については特段の事情がある」などと言って、利息の付加について争っていました。

このようなサラ金業者の言い分を認めた高裁判決(業者はプロミスとCFJ)を、過払い金請求者側弁護団が上告し最高裁で弁論が開かれ、サラ金業者の主張する「特段の事情」を認めないサラ金業者敗訴の最高裁判決が2011年12月1日に出されました。

判決文によると、「リボルビング方式の貸付けについて,貸金業者が17条書面として交付する書面に確定的な返済期間,返済金額等の記載に準ずる記載をしない場合は,平成17年(2005年)判決の言渡し日以前であっても,……平成19年(2007年)判決の判示する特段の事情があるということはできず,……民法704条の悪意の受益者であると推定されるものというべきである」と判示しています。

サラ金業者や信販業者など、多くの貸金業者はリボ方式の貸付ですので、この最高裁判決により、影響を受けるのはプロミス、CFJだけに留まらず、リボ方式で利息制限法超過金利を取ってきた全ての貸金業者が「悪意の受益者」として、過払い金に加えて、過払い金発生時から年5%の利息を加えて返還しなければならなくなりました。

体験談『今までの人生とこれからの生き方』 〜後編〜

高松あすなろの会の相談員から「その借金を作ったのは何が原因だと思いますか?」と質問されると、私は「私のギャンブル(パチンコ)が原因です」と答えました。相談員は、「そのギャンブルをやめたいですか?」とまた質問され、私は「やめたいです」と答えました。

すると相談員は、A4サイズ1枚のチラシを私に手渡し、「ギャンブルをやめ続けたいのならばここに通って下さい」と言われました。それが私とGAとの出会いのきっかけでした。そのときから現在に至るまで通い続けています。

今年の5月に、断ギャンブル1年を無事迎えることができ、6月にバースデー(ギャンブルを止めて年単位)をしてもらい、仲間たちに祝って頂きました。本当に嬉しい一日でした。

しかし、通い続けて行く中で、実はいろいろな出来事がありました。

上記の通り、自業自得といえばそうなのですが、本来人生の中でおこってはならないような出来事があったのにもかかわらず、その事実から逃げることなく、正面から向かい合い対処することができました。

そこにあるのは、「過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる。」という事です。過去のことに、くよくよしても始まりません。自分の未来に向かい、新しい一歩を早く踏み出さなければいけません。

それができるようになったのも、高松あすなろの会へ行き、GAと巡りあうことができたからだと思います。もしあの時、高松あすなろの会へ相談に行ってなければ、おそらく現実逃避し、今頃はどうなっていたか分かりません。それを考えると背筋にゾーと寒気が走ります。

私は、今年の10月で節目の50歳になりました。平均寿命でいえば、私の寿命はあと30年位でしょうか。

今までの私は、相手に対して与えたら自分に対する見返りばかりを考えていました。その見返りが、返ってこないときはカーっと頭に血がのぼっていました。これからの私は、見返りは期待せず、相手に与えることのみ考えて生きていこうと思います。

これからの生活の基盤となるアパートも見つかりました。ここが私の新しい人生のスタート地点です。借金の整理の方も、アパートが決まりようやく落ち着いて取り組めます。

今、私が真っ先にやらなければならない事は、これまで迷惑をかけた人たちへのつぐないです。

しかし、いちばん迷惑をかけてきた人たちに対しては、したくてもすぐにはできません。

なぜなら、その人たちは、亡くなった私の両親と、接近禁止命令・電話等禁止命令が発令されている妻と子どもたちだからです。

それゆえ、今はその想いを借金問題で悩んでいる人やギャンブルがやめられなくて困っている人たちに向け、そのような人たちを一人でも救いたいと思っています。

そして、近い将来、必ずや妻と子どもたちにつぐないができる日を信じて……。

武富士の更生計画、白紙で清算(破産)か

「武富士の責任を追及する全国会議」は、東京地裁が決定した武富士の会社更生計画に対し、11月下旬に「即時抗告」を申し立てましたが、前後して、武富士の会社更生計画に暗雲漂う情報がいろいろ報道されています。

武富士を買収した韓国のA&Pファイナンシャル(APF)は、日系企業で、韓国で「ラッシュ&キャッシュ」というブランド名のサラ金を経営しています。同じく日系韓国サラ金の「三和マネー」(旧三和ファイナンス=現SFコーポレーション《ネオラインキャピタル傘下》が韓国で展開しているサラ金名)とともに、この2社は、韓国で法定金利を超える貸付が発覚して摘発され、6ヶ月の営業停止の行政処分が下される見込みです。

APFは、本年12月末までに武富士買収額の推定280億円を用意しなければならないのですが、11月末時点で数十億円しか確保されていないという情報もあり、ただでさえ資金調達が困難なところに、6ヶ月の営業停止となると、12月末までの調達はおそらく無理ではないかとみられています。武富士側も内部的に清算(破産)の検討を始めたとの噂もでています。

そもそも、武富士の買収企業がAPFに決定したときのいきさつから、怪しいものでした。こんな企業が武富士の後継では、被害者がまた増産されることになるかもわかりません。

今まで大量の被害者を生んできた武富士は、日本社会にはもう不要です。武富士は、日本社会から撤退してもらいましょう。

(続報)今年もやります! 恒例の年会!

毎年大好評の望年会を、今年も「南ファミリー劇団」さんのご好意により、貸切公演で開催いたします。

今年は、「貧困・多重債務・自殺対策ネットワーク香川」との共催で行います。

ご家族、お知り合いの方の参加も大歓迎! お誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。(参加ご希望の方は、12月14日() までに当会事務所までご連絡ください)

なお、第一部の演目は、長谷川伸原作 時代人情剣劇「関の弥太っぺ」に決定しました。

詳細は前号の記事に追記いたしましたので、どうぞそちらをご参照ください。

開演
2011年12月17日()午後6時
参加費
お一人3,500円
高松集合
午後5時 当会事務所
現地集合
開演までにお越しください

当日のようす

おかげさまで盛況のうちに幕を閉じる事ができました。わずかではありますが、当日のようすをご紹介します。

年末・年始のお知らせ

多重債務・生活再建の勉強会

調停・過払い金返還勉強会に加えて、破産手続きの勉強会など多重債務全般のほか、生活するうえでの困りごと「なんでも勉強会」です。

会員の方は、どなたでも参加できます。足が遠のいている方もどうぞお気軽にご参加ください。

「継続は力なり!」毎週かかさず参加しましょう。

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