クレジット・サラ金・ヤミ金や生活に困ったら高松あすなろの会 - 『あすなろ通信』2011年4月第159号 -

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『あすなろ通信』2011年4月第159号

発行
高松あすなろの会
主な記事

東日本大震災で犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表し、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます

このたびの震災では、私たちの仲間である東北地方の被害者の会も被災しました。何名かの会員さんが犠牲になられた会もあります。心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。1日も早く従来同様に活動が再開できるよう、全国の被害者の会が協力して取り組んでいきたいと思います。

当会が加盟している被連協では、貸金業界に対し、被災者の返済猶予など「生活不安を軽減する対応を求める緊急声明」を出しました。日弁連の宇都宮健児会長はさらに踏み込み、「従来のローンをすべて免除する"平成の徳政令"のような立法が必要」という考えを示されています。

復興には多額の費用が必要ですが、民主党政権下では、改正貸金業法で決まった貸付総量規制(年収の3分の1)を、どさくさにまぎれて緩和させようという動きがあります。サラ金から借りても復興には役立ちません。復興にサラ金は無用です。この動きは必ずや阻止しなければなりません。

生活再建中の「クレ・サラ・ヤミ金被害者」の私たちに何ができるのか

被災地の復興には、経済を活性化させる必要があるといわれています。そのためには西日本まで萎縮してむやみに自粛などせず、今まで通り生産して消費していくことが必要とされています。

私たち高松あすなろの会の皆さんは、今まで通り生活再建を続けることです。決して無理はせず、自分の身の丈にあった生活を続けてください。「経済の活性化」は、その社会が健全に機能していることが大前提です。個人個人が生活再建をしていくことで経済の活性化に必ずや役立つはずです。

いま日本中が義援金の募金活動に動いています。義援金は直接支援に効果的と言われていますので、経済的に余裕が出てきた方は可能な範囲で募金されてもいいでしょう。余裕のない方は、無理をせず自身の生活再建を目指してください。

ただ、中には「募金」を装った詐欺もあるようです。特に自宅に「募金してください」と訪問してくる素性の不明な人には気をつけましょう。

テレビ等で原発事故のニュースを見ていると、気が重くなってしまいがちですが、一日も早く復旧して安心した生活に戻れることを願うしかありません。

いま大切なことは「元気を出して明日に向かっていまを生きる」ことだと思います。

改正貸金業法は正しく機能している

「第28回 高松あすなろの会 定期総会」が、2011年3月19日(土)にサンメッセ香川に於いて開催されました。総会では、2010年6月18日に完全施行された「改正貸金業法」が正しく機能されていることが分析・報告されました。

① 貸金業者数の激減

香川県知事登録業者数は、最盛期の264件(1985年)から、現在(2011年3月)は11件と激減しています。サラ金3悪を無くすため「高利の貸金業者はいならい」と、私たちは長年運動を続けてきました。改正貸金業法によってそれが実現されたのです。

② ヤミ金相談の減少

2010年のヤミ金相談は、当会も香川県消費者センターも前年に比べて半減しており、全国的にも激減しています。貸金業者側ジャーナリストや学者などは、ヤミ金がソフト化して被害として表に出てこないなどと言っていますが、いかにソフト化になっても超高利であることに変わりなく、長く取引が続くわけがありません。ヤミ金利用者が増えてヤミ金相談が減少することは絶対にありません。ヤミ金相談の減少は、改正貸金業法完全施行成功の証しです。

③ 借金による自殺者の減少

2010年の自殺者総数は、前年より3.5%減少し3万1690人でした。一番大きく減ったのは、借金関係が原因・動機のもので、「多重債務」が19.9%減、「連帯保証債務」が34.7%減、「その他の負債関連」が17.4%減となっています。これは明らかに改正貸金業法完全施行が功を奏した結果です。

また、被連協はじめ全国の被害者の会で厚生労働省や内閣府等の自殺防止対策事業補助金の交付申請をし、借金による自殺防止活動に力を注いだことも、少なからず結果に現れているのではないかと思います。

定期総会の後、午後より同会場で「武富士問題を考える集いin高松」が開催されました。

大地震発生の翌週でしたが、千葉県から「武富士の責任を追及する全国会議」事務局長の及川智志弁護士、東京からジャーナリストの三宅勝久氏、愛媛県から菅陽一弁護士にお越しいただき、予定どおり開催することができました。

武富士 創業者一族の責任追及を 「1万人訴訟」参加求める

会社更生手続きを進める消費者金融大手「武富士」を巡り、創業者一族など取締役の責任を追及する「武富士問題を考える集いin高松 〜武富士取締役責任追及1万人訴訟を成功させよう〜」(同実行委、武富士の責任を追及する全国会議共催)が、高松市林町のサンメッセ香川で開かれた。弁護士や司法書士、過払い債権者など約70人が集まった。

集会では、同会議事務局長の及川智志弁護士が、武富士の会社更生手続きの問題点や今後の流れなどを説明。会社更生の申し立てを受任した武富士の代理人弁護士が、管財人をしている点を「創業者一族らの責任が追及されないまま、過払い金が踏み倒され、会社だけが生き残る」と指摘。1万人訴訟への参加を呼びかけ、「ひどい更生計画案であれば、否決できるよう、多くの過払い債権者の連帯が必要」と訴えた。

また、多重債務問題などに詳しいジャーナリストの三宅勝久さんは、経営破たん前に武富士から他の貸金業者に譲渡された過払い債権の問題点を指摘した。愛媛弁護士会の菅陽一弁護士は、貸金業者間での債権譲渡についての法的対処を、具体例を挙げて紹介した。

最後に、管財人の業務と裁判所の動向を厳しく監視するとともに、自ら訴訟を提起し、武富士の取締役と創業者一族の責任を徹底して追及することなどをうたった「武富士と武井家の責任を徹底追及する宣言」を読み上げた。宣言では、東日本大震災に関連し、震災の復旧のめどがつくまで貸金などの債権の取り立てや請求の停止、武富士の更生手続きの延期なども求めた。

富士クレジットを告発しました

昨年5〜6月にかけて武富士は、過払いであるにもかかわらず、数万口座を富士クレジットに債権譲渡しました。そのため過払いである事を知らずに富士クレジットに払い続けるケースがたくさん発生しました。

高松あすなろの会はそのような二重の被害を被った人たちの相談にものりながら、このような悪徳商法は許せないとしてサービサー法違反で富士クレジットを、2011年4月8日に告発しました。

武富士から債権譲渡 違法回収で業者告発へ 大阪地検に岡山の男性ら「過払い状態でも督促」

会社更生手続き中の消費者金融「武富士」から債権譲渡を受けた「富士クレジット」(大阪市中央区)が、法定金利を超す金額の支払いを求めたのは違法だなどとして、岡山県倉敷市の男性と、多重債務者らの支援団体「高松あすなろの会」(高松市)の鍋谷健一事務局長が8日にも、富士クレジットと同社長をサービサー法(債権管理回収業特別措置法)違反容疑などで大阪地検に告発する。金融庁は、貸手と借り手の間で債権の有無などを巡って争いがある場合、債権回収などをすれば同法に抵触する恐れがあるとしている。

告発状によると、同社は昨年5月、武富士から約2万5000件の債権譲渡を受けた。男性らは返済額が過払い状態にもかかわらず、武富士に返済していた通り月3万円を支払い続けたり、何度も支払いの督促を受けたりした。男性らは、法相の許可を受けていないのに債権回収業務をした▽同法で認められていない、過払い債権者への支払い請求をした――などとしている。

代理人の兼光弘幸弁護士は「(消費者金融を巡っては)貸金業者が大量の債権を譲り受け、債権の管理回収業務をしている実態があり、脱法行為なのに野放し状態になっている。告発を通して警鐘を鳴らしたい」としている。

やろう! 1万人訴訟! 武富士と武井家の過払い逃れを許すな!

武富士の経営実態は、「高金利」、「過剰融資」、「過酷な取立」という「サラ金三悪」の極みでした。武富士の取立を恐れ、食費も子供の教育費も削り、税金も滞納し、健康保険料も払えず、病気になっても治療もできず、心理的に追い詰められて精神を病んだり自殺したりといった悲劇が積み重ねられてきました。ですから、そうした悲劇の果てに生まれた過払金はまさに「命の過払金」なのです。そして、支払義務のない高金利を脅して騙して武富士が取り立て、その結果、武井家は財をなしてきたのです。

私たちは、武富士の代理人であった弁護士が管財人を務めているような「会社更生手続」では不正義を糺(ただ)すことができないと考えています。

そこで、私たちも参加している「武富士の責任を追及する全国会議」では、会社更生手続とは別に、武富士の取締役と武井家の責任を追及する、全国で1万人規模の損害賠償請求の裁判を起こします。第一陣は5〜6月ころに提訴の予定です。

香川県の弁護団も決まりました。訴訟参加を希望されている方には、近々ご連絡を差し上げます。新たに参加を希望される方は、当会までご連絡をください。

レクリエーションのご案内 こんぴらさん(金刀比羅宮)

冬の寒いあいだお休みしていた生活立て直し「レクリエーション」を再開します。

5月は、こんぴらさん(金刀比羅宮)に行きたいと思います。奥社(厳魂神社)まで予定しています。

参加希望の方は事務所までご連絡をください。

開催日
2011年5月7日()
集合場所・集合時刻
高松集合
高松あすなろの会事務所
あさ9時
現地集合
南ファミリー劇団『芝居茶屋 新道しるべ』駐車場(2009年・2010年望年会場)
あさ10時
準備物
お弁当代金500円(新道しるべ特製)
飲み物
雨具

次々回予告

6月4日参加希望の方は事務所までお問い合わせください

梅雨入り前の大掃除(そうじ)お手伝いお願いします

昨年末の煤払いは簡素化して、床のワックスがけを梅雨入り前に延期していました。

5/14()あさ10時00分から行います。昼食付きで2時間程度の予定です。

たくさんの方のお手伝いをお待ちしています。

多重債務・生活再建の勉強会

毎週月曜日(月曜が休日の場合は翌火曜日)午後7時00分からの勉強会は、誰でも参加できる「多重債務・生活再建の勉強会」にリニューアルいたしました。

調停・過払い金返還勉強会に加えて、破産手続きの勉強会など多重債務全般のほか、生活するうえでの困りごと"なんでも勉強会"です。

会員の方は、どなたでも参加できます。足が遠のいている方もお気軽にどうぞご参加ください。

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