クレジット・サラ金・ヤミ金や生活に困ったら高松あすなろの会 - 『あすなろ通信』2010年12月第157号 -

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『あすなろ通信』2010年12月第157号

発行
高松あすなろの会
主な記事

「武富士問題&年越し110番」を行います

10月31日、武富士の会社更生手続開始が決定しました。

というサラ金3悪を具現化した業界最大手の武富士が倒産することは誠に喜ばしいことです。

しかし、この会社更生手続は1兆円以上もあるとも言われている過払い金から逃れ、過払い金のない状態で再び貸金業の復活を狙う過払いロンダリングと言われています。

こうした武富士問題を含めて、まだまだ多重債務問題は圧倒的な未解決問題として存在しています。

低賃金・低収入などの貧困問題やギャンブルが止められなくて借金がなくならない問題、このような多重債務状況を、広告などを使って、債務者の生活再建など眼中に置かない債務整理を行う問題弁護士・司法書士たちによる債務整理2次被害など緊急な課題が山積みされています。

そこで、私たちは以下のように「武富士問題&年越し110番」を実施します。

日時
2010年12月1日〜8日(を除く)
場所
〒761-8081香川県高松市成合町559番地15高松あすなろの会事務所
電話
087-897-3211

香川県違反広告物除却活動推進団体として認定

高松あすなろの会は、2010年11月12日、香川県の違反広告物除却活動推進団体として認定を受けました。

これで高松市以外の香川県全域でも、ヤミ金看板類の除却を行えるようになりました。香川県によると、県下全域で活動する団体は、高松あすなろの会が「初」だそうです。今後、県下各地に貼ってあるヤミ金看板除却をどんどん行って参ります。

そこで皆様方にお願いがあります。

香川県全域で、ヤミ金看板類が貼ってあるのを見かけたら、当会まで情報をいただけますようお願いいたします。

最近のヤミ金看板類は、集中的に貼らず分散して1枚ずつ貼っていることがよくあります。1枚だけでも結構ですので、ご連絡をお願いいたします。

滋賀県野洲市の多重債務相談

11月9日、小豆島町議会総務建設常任委員会の一員として、滋賀県の野洲市へ行政視察研修に行きました。

野洲市は、滋賀県の中央部に位置し、2004年10月に旧中主町と旧野洲町が合併し、人口50,500人、世帯数18,135世帯(2010年4月1日)です。

街づくりの基本理念を「人権と環境を土台に、生きる意味が実感できる社会づくり」とし、協働によるまちづくりを進めており、安心・安全な暮らしやすいまちづくりをめざして消費生活相談にも力を入れています。

多重債務相談窓口について消費生活相談員の生水裕美さんから、話を聞きましたが、12年の経験を持ち、体制や機能強化に尽力されてきた生水さんの立て板に水のような話に圧倒されました。

市民生活相談室を設置し、4人の職員で対応、多重債務相談の第1の特徴は相談者をたらいまわしにせず、担当課職員も同席させて相談に応じる「ワンストップサービス」で、包括的同意書をとり、専門家にすぐつなぐなど、煩雑な手続きなどの手助けをしています。

2009年度の消費生活相談件数832件のうち、多重債務の相談件数は191件と最も多く4分の1近くを占めています。

多重債務者包括的支援プロジェクトとして、市民と接する各担当窓口が、多額の借金で困っている人の情報をキャッチすれば、その人を消費生活相談窓口に速やかに案内する連携をとっています。

窓口の職員が借金に対する意識と認識を持つことによって、より多くの相談者を掘り起こすことにつながっています。

「野洲市多重債務生活再建マニュアル」を作って生活再建に必要な行政サービスや各部署の連携に必要な基礎知識をまとめ、研修も行っています。

詳細な聞き取りを行い、相談者が 債務整理する自覚を持つまで担当職員が協力して根気よく説得を実施し、消費生活相談員がコ―ディネイト役となり各担当課と協力・連携して生活再建に向け必要な支援を選択し情報提供、相談者本人だけでなく家族単位で債務整理や行政サービスの支援を検討しています。

市役所だけでなく警察・社会福祉協議会・福祉施設・地域包括支援センター・医療機関などの担当窓口との連携をおこない、債務整理が無事終了し生活再建できるまで、相談者、弁護士、司法書士と連絡を取り合っています。

消費生活相談を広くとらえ、生活全般の安全安心を支援していくこと、縦割りではなく、情報を共有し、連携すれば仕事は楽になり、職員もやりがいを持って仕事ができるなど、経験と実績から確信を持った話は、説得力があり、市役所の各部署が連携し、住民に寄り添い生活再建を行うという取り組みは本当に素晴らしいと感心しました。

しかし、先進的な野洲市の取り組みとわが町の現状との大きなギャップも感じました。税金などの滞納者の多い本町こそ、多重債務問題を抱えている人も多いはずだし、このような取り組みが求められると思います。まず職員に知ってもらい、学んでもらうこと、そして、何より、生水さんのようなコーディネーター役となれる消費生活相談員が必要だと思いました。

借金原因を聞かずに「債務整理」を行う法律事務所 〜3次被害を危惧〜

いま、私の手元に法律事務所のチラシ数枚と1枚のDM(ダイレクトメール)がある。

チラシは高松あすなろの会会員宅に最近ポスティングされていたもので、いずれも東京の弁護士事務所である。

DMは岡山県の司法書士事務所からで、「過去に自己破産したが過払い金返還をした」事例が紹介され、ご住所は、官報記載記事を参考にさせていただきましたと但し書きがしてある。官報の破産者リストを利用して送っていると思われるが、まるでヤミ金の手口だ。

どの事務所も過払い金返還請求を大きく謳っている。

債務整理で一番重要なことは、債務者の「生活再建」を第一に考慮することである。そのためには、相談者から借金原因を聞くことは必須である。

高松あすなろの会での借金原因1位は、毎年「生活費」で割合は50%近い。収入が少ない人は、借金が解決できても生活が困難な人も多く、生活保護受給支援やセーフティネット貸付制度の検討も必要になることもある。

次に多いのは「ギャンブル」で30%を超えている。ギャンブルを止め続けなければ、家族などが何度も資金を出して整理をしても、再度借金をしてしまうことがよくある。この場合ギャンブル依存症に陥っていることが疑われる。近年、ギャンブル依存症は病気であり、本人の意志の力では治すことが困難であることが解ってきた。せっかく取り戻した過払い金のほとんどをギャンブルに使ってしまったという例もよく聞く。相談を受ける側は、ギャンブル依存症の理解を深め、精神科医やGA(ギャンブラーズ・アノニマス)などの自助グループと連携して取り組む必要がある。

ところが、冒頭の事務所やテレビで派手に全国CMをしている大手法律事務所などは、債務整理の際に借金原因を依頼者から聞くことは全くやっていないと思われる。

当会の被害相談で「1万4,000円弱の過払い金のために10万9,000円もの交通費を請求」してきた東京の大手法律事務所があったが、被害者の人によると「一度も借金原因については聞かれたことがない」とのことである。

そのことについて、この事務所の所長弁護士は、債務整理や不当利得返還請求に際し、弁護士が面と向かって、借り入れの経緯を聞いたり、説教することは不必要なことであり、多くのお客様はそのようなことを嫌がりますと、被害者の人に送られてきた書面で借金の原因を聞かないことを認めている。

この言葉に私は呆れてしまった。ほかの同様の事務所に依頼した被害者からも話を聞いたが、どの事務所の被害者も借金原因については聞かれていないそうである。

高額報酬を取る"過払い金漁り"法律事務所は、現在「2次被害」として問題になっている。

全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会で昨年11月に全国一斉で実施した「2次被害110番」には、過払い金の40〜60%が報酬として取られたという相談が多数寄せられた。

これら2次被害に加え、借金原因を聞かない事務所の債務整理に対し、私は将来「3次被害」が起こるのではないかとたいへん危惧している。借金の原因(ギャンブルなど)を解決せずに債務整理を行ったため、その原因により再度借金を重ね、数年後にその人はまた多重債務に陥っているかもわからない。

先日私あてに、百十四銀行からDMが届いた。

開けてみると融資勧誘で、

と書いてある。

これからは銀行が手ぐすね引いて待ち受けているのだ。

数年後、私の危惧が取り越し苦労に終わっていればいいのだが…。

高松あすなろの会2010年年会のお誘い 12月18日()午後6時より

昨年大好評だった、高松あすなろの会年会南ファミリー劇団貸切公演を、今年も南ファミリー劇団さんのご厚意により開催します。(詳細は別紙JPEG画像『高松あすなろの会2010年年会 南ファミリー劇団貸切公演』を参照ください)

ご家族、お知り合いの方の参加も大歓迎! お誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。参加ご希望の方は、12月15日()までに事務所までご連絡ください。

年会概要

日時
2010年12月18日()
高松あすなろの会事務所出発
午後5時
開会
午後6時

新道しるべまで直接お越しの方には駐車場完備。(飲酒運転厳禁)

会場
南ファミリー劇団の店 芝居茶屋 新道しるべ
電話
0877-75-5351
所在地
〒769-0311香川県仲多度郡まんのう町買田494
集合場所・お問合せ先
高松あすなろの会事務所
電話
087-897-3211
所在地
〒761-8081香川県高松市成合町559番地15

参加ご希望の方はご連絡下さい。

日程
  1. 第一部 お芝居 人情時代劇『母恋時雨』
  2. お食事・ご歓談
  3. 第二部 舞踊ショー『夢のグランドショー』

記念撮影可。(カメラ持参のこと)

参加費
3,500円

お芝居・弁当つき。

特定調停・過払い金返還請求勉強会

毎週月曜日(月曜が休日の場合は翌火曜日)午後7時00分より、当会事務所にて特定調停・過払い金返還請求の勉強会をおこなっています。「継続は力なり!」毎週かかさず参加しましょう。

年末・年始のご案内

煤払(すすはらい)
2010年12月29日()午前10時〜
年末・年始の休業日
2010年12月30日()〜2011年1月4日()
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