クレジット・サラ金・ヤミ金や生活に困ったら高松あすなろの会 - 『あすなろ通信』2010年4月第153号 -

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『あすなろ通信』2010年4月第153号

発行
高松あすなろの会
主な記事

改正貸金業法 早期完全施行を! 運用面で「骨抜き」にさせてはいけない!

3月26日に金融庁で開かれた「多重債務者対策本部有識者会議」において、貸金業制度に関するプロジェクトチーム(PT)の大塚座長は、「全会一致で成立した貸金業法なので6月までに完全施行する」と明言されました。これで法律改正どおり完全施行することが一応決定いたしました。

しかしこれから危惧していることは、その「運用」面です。貸金業者が狙っているのは、運用面での「骨抜き」です。13回も開かれ、貸金業者側の意見を多く聞いてきたPTは、そのためのようなものだったのでしょう。運用面で絶対に骨抜きにさせてはなりません!

多重債務問題の解決は、まず、改正貸金業法完全施行です。「金利引下げ」と「総量規制」は必須項目ですが、政府の中には、貸金業者側の詭弁に踊らされて、「年収3分の1規制で借りられなくなる人が増え、彼らが困るのではないか」と言う人がいます。

だまされてはなりません。生活費にせよ事業資金にせよ、高利で借金して危機を乗り越えようとしても、近いうちに破綻します。借金により、事態はより一層深刻になるだけです。借りられなくなったり、借金で困ったりしたら、高松あすなろの会のような被害者の会などに相談すれば解決できるのです。

全国で「貸金業法完全施行に関する意見書」を各地方議会に請願し採択していただくよう働きかけていますが、丸亀市議会と宇多津町議会はめでたく「採択」されました。

しかしながら、高松市議会は「不採択」となりました。

香川県議会またもや不採択

2006年、改正貸金業法成立以前に全国47都道府県議会に「金利引下げ意見書」の採択をお願いしていたところ、全国で「不採択」となったのは、香川県、青森県、千葉県、大分県の4県のみでした。

2009〜2010年、 「貸金業法完全施行に関する意見書」の全国47都道府県議会の採択状況について、現在(2010年3月末)のところ、32道府県で採択されていますが、2006年「不採択」県だった4県のうち、青森県、千葉県、大分県の3県は、今回すでに「採択」となっています。香川県は「継続審査」で棚上げにされたままで、このまま流されてしまいそうです。

つまり、2006年も2009年も採択されていないのは全国でただ1県、香川県議会だけなのです。

体験談『貸金業者の信用事故情報が抹消できた!!』

私は、2007年に高松あすなろの会に入会し、取引履歴を取り寄せて利息制限法による再計算をしたところ、借りていたサラ金5社は全て過払いになっていたことが判明しました。そして、同年9月4日付けでサラ金5社に対して、過払い金返還請求をしました。3社(レイク、アイフル、楽天KC)は、私個人で任意交渉をして和解できましたが、2社(プロミス、アコム)は個人では和解できず、弁護士に依頼しました。その年の12月末には5社とも解決し、400万円ものお金が振り込まれていました。

その時は、借金が全部なくなり、おまけに多額のお金が入ってきて大変うれしかったのですが、ちょっと気になったのは信用情報にこの件がどう影響するかでした。

1ヶ月後、情報センターに行き、自分の信用情報を調べてみました。するとプロミスと楽天KCは「延滞と契約見直し」、レイク、アイフル、アコムは「契約見直し」との表記でした。

「契約見直し」?…調べてみると、過払い金返還請求をすると信用情報にこういうふうに記載されることがわかりました。

1年後、車が必要になりマイカーローンの申し込みを銀行にしました。しかし審査が通りません。他の銀行やクレジット会社など計4社ほど申し込みましたが全部断られてしまいました。もちろんこの間、新しいクレジットカードも作れておりません。やはり以前調べた信用情報が「延滞・契約見直し」となっていたせいでしょう。

私の借金は、全て過払いになっていたのです。法律的に正当なことをして何故ブラックになるのか、非常に憤りを感じました。このときは車購入を諦めました。

今年2月、再度車が必要になり、今度は先に信用情報を調べてみました。県庁前にあった情報センターは閉鎖されていたので、CIC情報を取りました。案の定プロミスと楽天KCの2社は「延滞」のままになっており、事故情報に残ったままになっていました。ただし、「契約見直し」は記載されておらず、レイク、アイフル、アコムはブラック情報にはなっていませんでした。

その時、悔しくて何とかならものかとネットで検索をしていると、「事故情報取消ができるかも?」との記事が載っていました。

早速2社に対し、ネットに載っていた見本文を参考にして、「事故情報取消申立書」を作り、配達証明郵便で送りました。文面は「過払い金返還請求で貴社は非を認め和解しているのだから、その時点(延滞開始)で債権は無いはず、無い債権は延滞しようがない」という内容です。

1週間後にまず楽天KCから「申し訳ございません。すぐ取り消します」と連絡が入りました。プロミスは、こちらから電話をするとびっくりする位低姿勢で信用情報の抹消を約束してくれました。2日後にCIC情報を確認すると、きれいに延滞情報は消えておりました。次の日、銀行にマイカーローンの申し込みに行きました。

ローンの審査に契約見直し(コード71)が影響するのなら断られても仕方ないと覚悟しておりましたが、なんと審査が通りましたと連絡が入りました。やはり延滞情報がブラックの原因だったのかと思った次第です。

過払い金返還請求では各社対応がまちまちです。事故登録もまちまちなのです。自分で自分の情報は必ず確かめるべきです。そして間違いがあれば、必ず取消はできます。

事務局より

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